■徳川氏菩提寺大樹寺特別法要と
『おんな城主 直虎』井伊家所縁の地 浜松散策の旅

 去る5月25日(木)〜26日(金)の二日間、春の団参旅行といたしまして、三河地方に行ってまいりました。

 1日目。横花西口天理ビル前に集合し、三河地方の中心地 岡崎へと向かいました。このあたりの名産といえばなんといっても「赤味噌」でしょう。最初に八丁味噌の郷を見学いたしました。人形を使って昔の味噌造りが分かりやすく展示されており、当時も今も製法に大きな変化はなく、180センチメートルもある大きな味噌樽の味噌は二年間の熟成を経て出荷されるそうです。次に、徳川将軍の菩提寺としても名高い大樹寺を参拝致しました。中村康雅貫主からご法話を賜わり、また係の方から懇切丁寧にご案内をいただきました。そこには歴代将軍の身長と同じ大きさの位牌が安置され、当時の日本人の背の高さが分かりました。大きなお位牌で圧巻でしたが、平均的に150センチメートル位で、意外と小さい将軍たちの姿がありました。(ちなみに綱吉公は120センチメートル位で一際小さかったです。)少し足を延ばし、家康公の生まれた岡崎城を見学し、ホテルへと着きました。

 2日目。静岡県浜松市にに向かいました。生憎のお天気で予定していましたかんざんじロープウェイは中止となり少し残念でしたが、お天気の影響を受けたのはここだけで、後は概ね雨を避けることが出来ました。「おんな城主 直虎」大河ドラマ館は現在放映中の事だけはあって大変込み合っておりました。昼食に浜松ぎょうざをいただきました。今、餃子大国の宇都宮と争っているのが浜松市だそうで、一人当たりの消費量も引けを取らないそうです。餃子の皮でなくお肉で包んだ変わり種のぎょうざを美味しく頂戴いたしました。次に井伊家菩提寺の龍潭寺(りゅうたんじ)を参拝致しました。臨済宗妙心寺派のお寺で何と言っても日本庭園が素晴らしく時を忘れてしばし見とれてしましました。案内板を読んでみると庭自体が国指定文化財名勝記念物だそうで、私の感性も捨てたものではないなと少し自賛してしまいました。素晴らしい庭園に後ろ髪をひかれつつ、臨済宗方広寺派の大本山方広寺へ向かいました。四方を山に囲まれたたいへん静かなお寺で、参道は深い緑に包まれていました。静かな中にも大自然の音色が囁き、息を吸えば肺の隅々まで神秘的な力が行き渡るような感じの場所でした。

 今回の旅行は、いつにもまして大変内容の濃いものでした。普段ではいけない場所を拝観することが出来、充実した旅行となりました。
(根本公子)




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