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前回は「開経偈」について説明させていただきました。
今回は「回向文」をお伝えいたします。浄土宗の「回向文」は各種ございますが、今回は「大光院日常勤行式」に記載してある「本誓偈」について説明させていただきいます。
お経は次の通りです。
本誓偈(ほんぜいげ)
弥陀本誓願(みだほんせいがん)
極楽之要門(ごくらくしようもん)
定散等回向(じょうさんとうえこ)
速証無生身(そくしょうむしょうしん)
次は「本誓偈」の和訳になります。
・阿弥陀仏がすべての衆生を救おうとお建てになられた誓願は、
・極楽往生への肝要な教えです。
・心を静めて修める定善の行や心の散り乱れたままでも修めることのできる散善の行を修め、それらの功徳を極楽往生へと振り向けて、
・速やかに悟の身となるように努めましょう。
阿弥陀仏の本願は極楽往生のための大切な教えです。定善・散善など(の諸々の修行によって得た功徳)を極楽往生へと振り向けて、速やかに悟りの身となるように努めましょう。
この本誓偈は、その回向文の中の一つで、
“自身の極楽往生のために功徳を回し向ける”
ための偈文です。
阿弥陀仏がお誓いになられた
「念仏を唱えれば誰でも極楽に往生できる」
という教えを意識し、阿弥陀様に見守られている、導かれているこ事を意識し、自分や他人のために回し向けるために「回向文」という種類の偈文をお唱えしたいものです。
次回は「御法語」についてお話しいたします。
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合掌
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(宮林 孝彦) |
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